新卒で入社した会社を辞めたいと思ってしまった理由ー20代の働き方と生き方を考えるきっかけになったー
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こんにちは。marina*(@NMarina422)です。
ここ最近、新卒で入社した今の会社で働き続けたいのか、それとも辞めたいのかについて自問自答を繰り返していました。
その結果として、今の仕事を辞めたいという気持ちに気づきました。
なぜ辞めたいと思ってしまったのか?その理由について書いていきたいと思います。
とにかく手に職をつけたかった就活生時代
わたしが今の会社に入った理由は、単純に手に職をつけたかったから。
わたしは文系大学出身で、人より優れた才能も技術もない、読書が好きな平凡な女子。
そんな自分がこれからの人生を豊かに生きていくためには、何かしらスキルを身につけていかないとダメだと思ったのです。
「自分のスキルを活かして誰かの役に立つ仕事がしたい」
そう思うようになってから、就活中に面接を受けたのはIT企業がほとんどでした。
IT企業でエンジニアとしての技術を身に付けることができれば、人の役に立つシステムやツールを自分で開発できるようになれる!
そう強く信じて、未経験でもOKかつ技術研修が充実している企業を探しまくり、2017年の8月31日に今の会社から内定をもらいました。
自分の意思で技術を磨くことができない
テストばかりの毎日がつまらなくなった
入社してから約5ヶ月の技術研修を経て、わたしは現場に配属されて仕事する、いわゆる派遣SEになりました。
最初の現場では、リリース間近のWebシステムをテストする仕事でした。
毎日毎日、ボタンをクリックしてスクショを撮ってエクセルに貼り付ける…
こんな日々がだいたい10ヶ月ほど続きました。
配属当初はやっと開発に携われるんだ!とドキドキワクワクしていましたが、配属されてから3ヶ月ほどたった頃に「あれ?思ってたのと違う…」と違和感を覚えるようになりました。
テストばかりの日常なので、技術を磨こうにもエクセルのショートカットキーを覚えることくらいしかありません。
それからというもの、同じ画面をみて同じボタンを押して同じエクセルを何枚も作る、そういった日々が味気なくつまらないものに感じられて仕方なくなりました。(幸い、この時は毎日ほぼ定時で帰ることができていました。)
いきなり自分の技術以上のことが求められるようになった
そんなテストばかりの日から一変。
現場が変わったことで、仕事内容も大きく変化しました。
今度の現場では、設計書を一から書き起こし、開発まで行うといった仕事でした。
「やっと今まで培った知識と技術が試される日がきた!」
新しい環境で新しいことを学べることを嬉しく思いつつ、先輩や上司に助けられながら仕事をこなしていきました。
ところが。
設計書を書いても書いてもダメ出しばかり。
指摘された箇所を直しても「違う!」と現場の人からさらに文句を言われる。
自分の目の前で、現場の上司と直属の上司がわたしの作った設計書に不満をもらす。
こんな日が何日も続き、次第にストレスが溜まってくるようになりました。
さすがに目の前で自分に聞こえるように文句を言われたときは、その場から逃げ出したいくらいでした。
そして、いよいよ開発の段階に入りましたが、自分の知っている開発手法とのギャップが大きすぎて、思うように開発が進められませんでした。
プログラミングの基本しか持ち合わせていないこと、これまでテスターの経験しかないこと。
限られた知識と技術を頼りに開発を進めていく時間は、それはそれは苦痛な時間でした。
忙しい先輩になんとか分からないところを質問して、納得がいくまで解説してもらう。
遅延した作業を巻き返すために、毎日残業をして、家と現場を行き来するだけの日々。
残業の影響か、持病の側弯症(背骨が湾曲している)も悪化していきました。
やっと土日になっても、プログラミングの勉強をする体力も気力もありませんでした。
自分の能力以上のことが求められるようになったことで、なんだか自分の存在が情けなく申し訳ないような思いでいっぱいになりました。
毎朝、心と体が削りとられるような思いで出社していました。
毎日、上司や先輩から「あいつは仕事ができないやつだ」という視線に怯えていました。
ろくに開発もできないのに、PCとにらめっこして書いては消し、書いては消しの繰り返し。
そんな日がしばらく続いたある日。
突然、仕事中に急に涙が止まらなくなりました。
それからしばらくして、仕事と持病のストレスによって適応障害を発症していたことがわかりました。
(このあたりについては、過去の記事で詳しく書いています。)
一度きりの20代を会社員だけで終わらせたくない
休職中は「みんな会社で働いているのにわたしだけ休んでてダメなヤツだなぁ」とずっと思っていました。
一方で、このまま今の会社で働き続けることが本当に自分にとって幸せなことなのか、ずっと心のすみっこで引っかかっていました。
「手に職をつけたい」という安直な理由で会社に入ったものの、納期に毎日追われてる日々のなかで一つ一つ丁寧に学ぶ時間なんてありません。
それどころか、自分がもっている能力以上の技術を求められ、頼まれた仕事が終わるまで帰れないといった状況に耐えきれなくなってしまったのです。
ただでさえ持病があるにもかかわらず、こんなに過酷な仕事環境で何十年も働き続けるのかと思ったら、背筋がゾッとしました。
人生で一度きりの20代。
そう思ったら、ただの文系SEとして生きていくことに疑問を抱くようになりました。
現在、わたしは24歳。あと6年で30歳です。
30歳になってからやりたいことに手をつけても遅い。
20代だからこその身軽さを活かして、いろんな働き方に挑戦してみたいと思うようになりました。
見切り発車で決断してしまったような部分もありますが、自分の人生を見つめ直すきっかけにもなりました。
「仕事を辞めてどうするの?」については、まだまだ考えがまとまっていないので、改めて考えつつ今後のための行動範囲を広げていきたいと思います。